漢方薬について (2008/Nov/18更新)
 
 日中は少し暖かい日もありますが、身体を冷やさないように気をつけましょう。特に、明け方の冷え込みには気をつけてください。
 
 当院で扱っている漢方薬は、健康保険で使用できるエキス剤です。
 風邪で葛根湯を使用する方が増えています。ただし、葛根湯の本当に合う方は少ないと思います。葛根湯は肩こりにも使用できる漢方薬ですから、項(うなじ)から肩にかけて凝った感じのある方で発熱しているが汗をかいていない方が合います。見た目には、赤ら顔で筋肉質でがっちりしている印象の方です。後は、胃腸系の強い方が合います。葛根湯本来の効果として、便を出させる作用もありますから便秘気味の方も合いやすいようです。 胃腸の弱い方が時に下痢をするのは、もともとの葛根湯の働きです。また、鼻詰りのある方のほうが合います。
 
 このごろ、「メタボ」がらみで「防風通聖散」のお問い合わせを受けることがあります。「腹部に皮下脂肪が多く」て「便秘がち」の方は合いそうです。比較的似たようなタイプであまり体力のない場合には、「防已黄ぎ湯」の方が合うかもしれません。
 
 女性の更年期などには、「当帰芍薬散」が代表的です。これを中心にして「桃核承気湯」や「加味逍遥散」などを試してみます。
 
 花粉症は、小清竜湯が有名でしょうね。ただし、証をみると合わないかなという方も時々いらっしゃいます。小清竜湯を飲んでだめな場合は証の確認が必要でしょうね。