介護保険
介護保険は医療保険と異なり、区役所に申請書を提出してから作業が始まります。対象となるのは、65歳以上の方で日常生活に困難を感じていらっしゃる方です。認知症の方のも対象となります。特定の病気の方は、40歳以上も対象となります。
当院としては、主治医意見書や審査委員会への参加をしております。それ以後は、ケアマネージャーに相談していただく形式です。したがって、当院の役目は、ケアマネージャーやヘルパーへ情報提供という形で周囲から支える方式になります。主治医意見書は病気のことが主体となりますが、介護保険では病気によってどのくらい生活に支障があるかが大切な事柄です。寝起きに関することですから、寝室や浴室・トイレも見せていただけると幸いです。お宅にお邪魔する際に、散らかっているからいやだという方がありますが認知症の方を評価する際にはその散らかり具合そのものが評価の対象になりますので、あまり気になさらないでください。
認知症について
認知症は、アルツハイマー病に代表されていますが、他にもいろいろな原因で生じます。こころの病気としては、うつ状態でも認知症のようになります。脳外科の病気としては、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症などがあります。内科的な病気では、甲状腺疾患、副腎疾患、呼吸器疾患、肝臓疾患・腎臓疾患に伴う場合やアルコールに伴うウエルニッケ脳症が結構あります。また、食欲低下に伴って低ナトリウム血症でもおきます。上記の病気は、時期や場合によって治療可能です。この他の疾患はなかなか治療困難です。